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新橋屋飴店 | 長野県松本市

あまい。でもちょっと違うなつかしい味

手間と時間をかけて薪の火で煮つめた米飴は、どこかなつかしい風味です。ふだん砂糖の甘味になれた舌が喜んでいるのかもしれません。お米の甘みはゆっくりと体内で分解・吸収されるので、腹持ちが良く身体に優しく、ひと口でも元気がわいてきます。昔の人の知恵は素晴らしいです。

創業当時からの看板商品「新ばし飴」は柔らかめの食感。煮詰めた米飴と水飴を空気とかくはんさせると真っ白い餅のようになります。「白玉」は一口サイズ。落花生を練り込んだ香ばしい「まめ板」は一番人気。「福あめ」、「千歳飴」、「松本三ッ星」などがあります。

素材へのこだわりは創業当時から一貫していますが、昔からの伝統を堅持するだけではありません。お客様の声をもとに、合成着色料を天然の色素にかえ、アトピーの子どもへの配慮として飴づくりに使う手粉をでんぷん系の粉に変えるなど、時代や要望に合わせて手を加えています。

松本は野麦街道や善光寺街道、糸魚川街道などが行き交う城下町。新橋屋が開業した江戸時代・嘉永の頃は大勢の旅人が往来し、この新橋を渡る多くの人が甘い匂いに誘われて、米飴で旅の疲れを癒やし、この味を各所に伝えてくれました。伝統の味はこうして現在に繋がってきたのです。

Access アクセス

〒390-0865 長野県松本市新橋3−21 新橋屋飴店